白井晟一 精神と空間/パナソニック汐留ミュージアム

松涛美術館の建築で知られる白井晟一。
正月に彼のエッセイ“無窓”を読んだばかりだ。

彼の作品には、伝統をグローバルな観点で、
視覚的、精神的に継承し、それらを未来的な建築に現そうとした意思を感じる。
展示された建築設計図、模型、写真、所蔵のもの、書などを見ていると、
一人の建築家の純粋な野心が伝わってくる。

写真で見るかぎりの彼の自宅は画廊のようで、まさに”無窓”だ。
もし住まいを建てるなら堀口 捨己にお願いしたいなどと生意気なことを考える。

15坪の顧空庵は魅力的な空間に思える。
古美術を展示したら素敵だろうと思った。
障子からの光が全体にわたりながらも均一ではないので
彫刻などを置いたなら、陰影が美しいだろう。

実現されない原爆堂のように、しばし仮想空間を楽しんだ。  
  




建築家 白井晟一 精神と空間 2011年1月8日(土)−3月27日(日) 
パナソニック汐留ミュージアム
http://panasonic-denko.co.jp/corp/museum/exhibition/11/110108/index.html
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