旅と出会い

能登は寒いとうかがい、登山用のタイツにスラックスで覚悟をしていたのですが、意外にも暖かくて驚きました。前日までは激しく降っていたとか。
いつもタイミングよく晴れるので、有難いです。
先月から九州・和歌山・京都・能登・金沢へ・・・東京との往復が続きました。仕事の旅は観光よりも手ごたえがあって楽しい。各地で人や物との出会いがあり、目上の方や若い人たちから刺激を受け、いろいろな事を教わりました。
旅はインスピレーションの宝庫です。

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仕事の合間に仲間と待ち合わせて半日山歩き。


土産はもちろん古美術!もですが・・・
クルミとオキアミの佃煮は癖になる味。晩酌のおともです







高雄へ

 京都は寒い!!出張の間に一日、高雄へ行きました。
高山寺、神護寺、西明寺。
紅葉はまだ五分でお天気も不安定だったので観光客が少なく、ゆっくりと楽しみました。


簡素で優雅な国宝の石水院。明恵上人が後鳥羽院より
学問所として賜った建物。


明恵上人の字で規律が記されている。



神護寺の紅葉



熊野古道てくてく旅


出張先からふらりと足をのばし、熊野古道を歩きました。



風情のある道をてくてくと・・



那智の滝。この日は水が多かったです。



もみじが光を受けて輝いています。山道を歩くと太陽の位置や光に敏感になります。紅葉はこれから。



着いた!ふぅ〜。急勾配の538段の石段をのぼりつめると、ご神体があらわれる。神倉神社は速玉大社の摂社。熊野権現が熊野で最初に降臨した場所と言われています。



台風情報で観光のキャンセルが多かったので、人が少なくて落ち着いて過ごすことができました。


神倉神社の石段ですれ違った近所のお爺さんに「また、おいで」と桜の時期の写真をいただきました。某寺で仏像を眺めていたら「そんなに好きならば、時期ではないが・・」とこっそり秘仏を出して見せてくださりました。
地元情報で魚屋の食堂でおいしいマグロをいただき、おなかも大満足です。


信仰心と人情の土地です。感謝。

旅の写真から





巨石の上の光と影



水に映るモンサンミッシェルと白い鳥



コウモリの睡眠



みんな、ほら。








旅のアルバム―古くて新しいもの

歴史ある美しい建物が利便性や耐久性の問題で取り壊されたり、台無しになるような修理・改装が施される場合があります。
イギリスからフランスへの旅の途中。古い建造物を上手に修理したり、アートや新素材を調和させている例を見ました。それらが単に奇をてらった軽さに映らないのは、古いものと新しいものが時間の層を生むことで、新たな息吹や美を感じさせるからでしょう。


ロンドンのセントパンクラス駅。クラシックなファッションで天井を見上げる男の彫刻。時計の前に浮かぶ雲。


イギリス・ノーロッジの大聖堂。天井からたくさんのワイヤーを組み合わせてできた人物の彫刻。鮮やかな文字色の違和感が、現代に聖堂に通う人たちと歴史的な建造物との間に澄んだ空気を生み出す。



フランスリモージュ駅。古い建物に新しいエレベター。景観に新しさを生む。



ロンドンとパリ

ロンドンとパリへ、5日間のスピード出張に行ってまいりました。

久しぶりのロンドン。到着後は顧客にお会いして、夜はロイヤル・アカデミー・オブ・アーツでNY在住のアーティスト森万里子さんの展示会“Rebirthのレセプションに参加。森さんは縄文をイメージに作品作りをされていて、透明な素材の火焔土器や土面が展示されていました。来秋ニューヨークジャパンソサエティで行われる森さんの展示では、わたしたちが以前に扱った縄文土器とコラボレーション(?)を予定しているとのこと。どのように展示されるのか楽しみです。

ロンドン滞在が1日でしたので、お会いできない方もいて残念でした。

パリでは取引先の計らいで、美術関係者や雑誌の記者の方たちにセミナーを2回行いました。テーマはそれぞれ“たてはな”と“縄文”。

集まった方たちが、日本についての予備知識がどこまであるのかをはかるのは難しく“神仏習合”など・・うまく説明できたかな?・・とちょっと反省。

フランス語の通訳の方、大変だったでしょうね。


パリのホテル近くのマルシェでソースやスパイスなど購入。いろいろ試してみるのが楽しみです。

 


神の島:久高島

旅のメイン・久高島は沖縄本島からフェリーで約20分の小さな島。土地は神様からお借りしているという考えで、私有化されていないので、観光開発がされないまま美しい自然を保っている。北部は聖域として一切家屋はなく、南部に約270名の島民が暮らしている。この島の祭祀を撮り続けた写真家・比嘉康雄氏の写真集や著書を見てから、いつか訪れたいと思っていた。公営の宿泊所に泊まり、早朝と夕方に聖地をまわる。まさに神の島と言われるに相応しい清涼な空気に包まれていた。


本土の斎場御嶽から久高島を見る。
かつて琉球の国王がこの場所から島を見て祈った



島の北端「はびゃーん」(カベール)は琉球の祖神アマミキヨが降り立ったという伝説が残る。

エメラルドビーチとアグー豚

 間際の手配や夏休みで連泊がとり難いということもあり、レンタカーで動きながら転々と宿を移動して旅をする。今帰仁の宿のご夫婦のおすすめで、炭火焼「とり好」に行く。アグー豚のカツがカラリとジューシーで美味しく、店内はいつも地元の人でいっぱいだ。
泡盛、どうしようかな、やっぱりやめておこう。ビールがおいしい。

出発前の天気予報では曇りときどき雨だったが、連日晴天。
日中、あまりに暑くてエメラルドビーチで泳いだせいか、ぐっすり眠れそう。



美しくてまぶしいエメラルドビーチ

駐車場にカラフルな傘の売店。




今帰仁(なきじん)城跡

 
世界遺産・今帰仁(なきじん)城跡の歴史は13世紀にさかのぼるとされている。

長い石段を登ると城壁の向こうに周辺の島々や青い海の景色が広がる。城内はそれほど広くはないが、ゆったりした空気が感じられる心地よい場所だ。時折海からの気持ちの良い風が通り、時間を忘れて過ごしてしまった。

城壁のほとんどが復元されたものだが、その中で下記の写真の石壁は当時のままの姿をとどめているそうだ。琉球と聞くとざっくりと大らかなイメージを受けるが、積まれた石や曲線の美しさなどを見ていると、繊細な中に自然と融合した強さを求めているように思える。


長い階段。子猫のうしろをついて登る。

当時のままの城壁部分。緑の奥に広がる海。


初めての沖縄

人生いろいろありすぎる・・・。と言ってばかりもいられない。

なんとか整理もついて、新しい祥雲にむけて、秋から忙しくなりそうだ。

 

家にいると落ち込みそうだし・・とりあえず夏のうちに、執筆中の本の取材も兼ねて、沖縄へ!

去年の2月は綿密な計画をたてたのに、前日に急用が入って航空券やホテルなどすべてキャンセルしなくてはならなかった。今年は間際まで誰にも言わずに、レンタカーで北から南、そして島をいくつかというサクッとした計画だけで気軽にでかけることにした。

いたるところにシーサーが置かれている。