今晩の飲物

 

A「ねぇ、あなたどうする?今日」

私「今日はやめます」

A「うん、私もやめる」

私「この辺で、考えないと」

A「その通り。毎晩じゃあね」

私「ところで、なに飲みます?」

A「う〜ん。ジュースはねぇ。子供の飲物でしょう?」

私「そう。ジュースは子供の飲物です」

A「ということはぁ。水?・・」

私「チーズに水・・・・」

A「お肉に水・・・・」

(ススメ上手のM氏がワインを持ってあらわれる)

A「あっ!わたしは・・今日は・・あらそぉ?じゃあ少し」

私「わ、わたしも少しだけ・・(とぼけて)どこのワインかしら、アジミだけ」

A「まさか、フランスでチリのワインはないわよ」

3日に1回繰り返す、ホテル同室のAさんとの会話でした。



藤石で一杯

 奈良博、交換会の下見と古美術三昧の一日。
夕飯は藤石のおいしい料理で一杯。

20年前に京都贔屓の大学の先生と伺って以来、京都に行くと立ち寄る祇園の藤石。当初は立板さんだったオカダさんが、今では亡きご主人から引き継いで店の味を守っている。ご主人になった今も、「おおきに!」の声は健在で、これを聞くと京都で過ごした時や人を思い出し、懐かしい気持ちになる。

京都の食材をつかったしっかりとした味で、値段は手頃。祇園の中心にありながら、隠れ家的な落ち着くお店なので、京都に行く際には是非!!おすすめ。

 

藤石 075-551-3443

京都市東山区四条花見小路上1筋目東入 ギオンプラザビル 5F 日・祝定休 17:00〜23:00

★何必館京都現代美術館横の路地を入った右のビル5階。

*何必館では610日(日)まで村上華岳展開催中。

http://www.kahitsukan.or.jp/frame.html

*路地を入った左(藤石のビルの向かい)には栗蒸羊羹が絶品の和菓子屋「甘泉堂」がある。店の奥には富岡鉄斎が書いた店の名前の額がかかっている。


 

 

 

 

いちご白書


「食べ物で遊んではいけません」と叱られそうですが、写真の少女の気持ちもわかります。

苺と過ごす幸せな時間。簡単に食べてしまうのは勿体ない。


今年はすでに、たくさん苺を食べました。とちおとめ、あまおう、さがほのかなど、種類がいろいろあります。味もですが、赤くて葉のついたかわいい姿が魅力です。


20代の頃、いずれは彼女ような中年になりたいとあこがれていた女性に、「最近の苺は、甘くてきれいでおいしい」と言ったら「まだまだ、子供だ」と笑われました。

彼女曰く「苺は大きくてきれいなものではなく、八百屋の店先で、緑のプラスチックのざるの上で安売りされているような小さな粒にこそ、本当の苺らしい味がある」とのことでした。かえって今どきは大人の苺をさがすのは、たいへんかもしれません。


幼いころ母が庭で苺を作っていたのを思い出しました。

初年はよかったのですが、年々小さく少なくなって、最後の年の苺は青っぽさの中にほのかに味と香りがしました。

もしかして、あれが大人の苺の味だったのでしょうか。


NYに来ても苺。いやストロベリー。

昨日のストロベリ−は種の粒が大きくて、噛むと口の中でプチプチと音がしました。すこし濃い赤ですが、見た目ほど甘くありません。


昔の映画「いちご白書」は”学生たちがみんな苺が好きなのと同じくらいに重要ではない”という意味でつけられた名前でした。

たしかに苺が好きなんてめずらしくもない話ですが、苺に癒される日々なのです。

ビーガンレストランに行く

ヨガ友達の二コルさんからクラスの帰りに食事に誘われる。

彼女は一緒にいて楽しいけれど、ビーガンでお肉どころか魚も牛乳も卵もだめなことを思い出す。

でも、ひょっとしてダイエットになるかも”

と、一緒に彼女おすすめのビーガンレストランについて行く。

メニューはなんだかわからない。ひたすら“m
e too”だ。

次から次へとテーブルに並ぶ初めての味。
パンがあるのに玄米も?
パンは主食で玄米は野菜のような感じだとか。
それにこんなにたくさん色々な種類の豆にお芋。
デザートは乳製品を使わないので、そのぶんダイレクトに甘い。

モリモリ食べながら話をするニコルさん。
あっという間に胸までいっぱいの私。

そうか、ビーガンは少食というイメージがあったが、カロリーとは関係ないのだ。

炭水化物と糖分のコラボレーション!ビーガンはダイエット食にあらず。

 

ささやかな楽しみ NYでイタリアワイン

私の住むエリアはワインショップ激戦区。
ボトル1000円以下からウン万円まで世界のワインが揃う。
チーズも破格で種類も豊富だ。


入荷したばかりの手ごろな赤ワインを手にする。
高級ワインの味は望めないが、気のきいたレストランで飲むぐらいは期待できる。


選ぶときは時間がかかるのに、
一旦抱えて店を出ると足早になり、
帰宅するとさっそく栓を開ける。

思った以上に美味しくて、
”今回の滞在はいいことがありそうだ”
などと漠然と幸せな気分になる。

イタリア旅行を思い出しながらイタリアワインを飲むようになった。
その後、中川原まゆみさんの本で土着品種のことを知り、ますます好きになる。

おまけにGallery近くにはワインとイタリア料理の美味しい店“ボッティカデルビーノ”
アパートの至近距離にはBarも備えたイタリアワイン専門店がある。
この2件は高級なので特別な時に。

普段はおうちワインを楽しむ。





日曜の遅い昼食。
赤ワインはモンテプリチアーノという品種で澄んでいながらも濃縮された味わい。
2色のミニじゃがいもはハーブのローズマリーで香りをつけてみた。
外がほくほく、中がクリーミィでじゃがいもらしい素
朴な味がする。
野菜の中ではじゃがいも、にんじん、アスパラはNYでも美味しいものが手に入る。
マーケットで甘くて濃い味の葉つきのみかんを見つけた。
ブルーチーズはゴルゴンゾーラ。


秋の味覚

 

NYで松茸づくしとは、意外である。

MikaGalleryスタッフの、みづほさんお勧めの精進料理“Kajitsu”はコースのみで、座ると料理が運ばれる。
日本では、今年の松茸は豊作らしいと聞くが、焼いて、揚げてとさまざまな松茸料理で秋らしさを味わった。


秋の味覚と言えば、毎年茨城の農家に利平栗を注文するのだが、今年は一足遅れたために、売り切れになってしまった。
今年の栗の生産はかなり少なかったらしい。
12月には渋皮煮をお客様にと予定していたのが、残念だ。


桃山、江戸時代の茶菓子はどのようなものだったのだろう。季節のものをふるまったのではと想像する。渋い色のピューターの皿に焼いた松茸と栗をのせて、落ち葉を少し添えるというのも晩秋の茶に合いそうだ。

The Art of Simple Food

 

アリーからのプレゼント、アリスウォータースの“The Art Of Simple Food” は私のNY生活に欠かせない一冊だ。

マーケットに香りのよいハーブがたくさん並ぶのを見て、いつかこれを調理したいと常々思っていたのが、ようやくこの本で実現。
アメリカの野菜は日本料理にはむかないものが多いし、ラップでぐるぐる巻きになった日本食材は新鮮とは言えない。
NY滞在中は日本料理にこだわらず、美味しいものを食べたいと思っていた。

最初は、全く写真のない料理本に驚いたが、イラストも装丁も可愛くて、シンプルな味付けは重宝している。

お気に入りのレシピは小さなたまねぎや鴨肉をハーブ風味にローストしたもの。そして赤ワインのリゾット。

やはり、しめくくりは”お米“。



こころの栄養

 ウィリアムさんはピーナッツバターをこよなく愛している。

ビジネスで忙しい毎日、この味を思い出すだけで、乗り切れる気がするそうだ。
いまどきは体にいいもの主義のニューヨーカーたち。
彼も朝食のパンにピーナッツバターを塗って食べる以外は、思い出すだけにしているらしい。

カタログで縄文の十字型土偶を見たデビットさんは、「僕の大好きなジンジャークッキーみたいだ。いつも見ていたいね」と一気に頬を緩ませた。

そういえば以前に「お母さん、虫歯を気にしておやつを遠ざけないで下さい。子供にとっておやつはこころの栄養です。」という記事を見たことがある。

子供の頃のお気に入りのおやつは、大人になってもこころの栄養になるようだ。

 

朝市好き

 日曜日は葉山の朝市で地物の野菜を買う。
種類は少ないが新鮮で小ぶりで味もやさしい。
海岸沿いで開かれる市場のしらすと若布も食卓の定番だ。

早朝の築地魚市場の活気も好きだ。
高級料亭用の食材を“へぇー”と眺めながら、秋刀魚を下げてぶらぶらと散歩をしながら帰る。

そして、ユニオンスクエアのマーケットはNYらしい。
どこの野菜かしらと思うような様々な品種の野菜が並ぶ。

所変われば野菜や魚の顔も違う。
住むところを選ぶときに、真っ先に朝市やマーケットが近所にあるかを確認する。
それほどグルメというわけではないのだが、新鮮な野菜や魚を選ぶ雰囲気が好きなのだ。

時差ぼけで、早朝に突然元気いっぱいの私には、賑やかな朝は嬉しい。

 

ところかわれば野菜の顔も違う。ユニオンスクエアのマーケット

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