清楚で神秘的―埴輪

「前へならえ!」のとき・・・いちばん前の人はこんなポーズでした。久しぶりに眺める武人埴輪。いつでも戦えるように剣に手をあてていますが、そのポーズとはうらはらな細くてたよりない腕やあどけない少年のような表情は見るものを和ませます。

戸田浩二さんの新作

「新年、おめでとうございます!」と電話の向こうで戸田さんの明るい声。
”きっと、うまくいったのだな”と思いながら、さっそく工房へ伺いました。
ますます磨きのかかった、戸田浩二さんの新作です。
去年の好評に引続き春はNYで展示、東京でも”驚く”個展を予定しています。


蓋付焼締水瓶

焼締蓮弁水瓶





梅の開花

ひとり静かなお正月。自宅の花桶で梅が開花しました。
嬉しい!!!
暮れに撮影のために求めた苔梅で、花屋さんも蕾が硬いので咲かないだろうと、苔木として渡してくださったのです。
梅は一番好きな花。
10年以上前ですが、故・岡田幸三氏が自宅の庭に梅が咲いたと京都から運んで生けてくださったことを思い出しました。
新たな年なのだから先に進まなくては・・と思いつつ、さまざまな人との出会いを思い浮かべながら、あたたかい気持ちになりたい・・・時には立ち止まるのもいいかもしれない。

お正月休みは今日で終わり。(祥雲は7日からです)
明日は陶芸家・戸田浩二さんの窯出しに行ってまいります!

苔梅・平安時代の経筒にたてました。

木瓜も咲きました。




新春 花をたてること

 あけましておめでとうございます。

花をたてると、いつも心新たになります。
以前は一本に見えるほどに根元の締まったたて方が好きでしたが、最近は1枝1草の間隔を意識して、やや緩めにたてています。
時間の経過・出会い・さまざまな経験や気づきで花への感じ方は変わっていきます。

今春予定で写真集の出版が決まりました。
変化の年だった2012年と、自身で撮影した2013年の花を中心に収めました。



祥雲にて





2014年元旦 自宅にて

ニューヨーク 再生:森万里子展

 



ホリデーシーズンで賑わうマンハッタンの真ん中に静かな瞑想空間。

NY
のジャパンソサエティで国際的アーティスト森万里子さんの展覧会「再生:森万里子 近年の作品」が開催されています。

縄文時代にインスパイアされた作品「Ring」のフロアには本物の縄文中期の深鉢も展示されています。

 NY Mika Galleryも協力しています

Rebirth: Recent Work by Mariko Mori 2014112日まで開催
Japan Society Gallery
333 East 47th St. ( btw 1st & 2nd Aves.), New York
T: 212-832-1155
https://www.japansociety.org

 

 

 

 

 

旅と出会い

能登は寒いとうかがい、登山用のタイツにスラックスで覚悟をしていたのですが、意外にも暖かくて驚きました。前日までは激しく降っていたとか。
いつもタイミングよく晴れるので、有難いです。
先月から九州・和歌山・京都・能登・金沢へ・・・東京との往復が続きました。仕事の旅は観光よりも手ごたえがあって楽しい。各地で人や物との出会いがあり、目上の方や若い人たちから刺激を受け、いろいろな事を教わりました。
旅はインスピレーションの宝庫です。

                                     ◆

仕事の合間に仲間と待ち合わせて半日山歩き。


土産はもちろん古美術!もですが・・・
クルミとオキアミの佃煮は癖になる味。晩酌のおともです







古くて美しいもの展 琳派の蓋もの

螺鈿と銀板の桐文様が施された錫縁蒔絵の蓋ものです。障子越しの光に映える控えめな華やかさ。日本の光と影の美意識を感じさせます。

桐文螺鈿蓋もの(桃山時代)
*敷いている梨地の絹袱紗は祥雲オリジナルです。染色家の仁平幸春さんに染めていただきました。


古くて美しいもの  西行物語

 出家しようとする父・西行にしがみつき縁から蹴り落とされた4歳の娘。
この絵巻の断簡は、娘が成長して出家のために剃髪する場面を描いています。
名前すら知られていない「西行の娘」の生涯は、西行物語に重要な意味を与え、仏門に帰すことと俗世の道徳との隔たりを感じさせます。



西行絵巻断簡(部分アップ)右には詞書があり、掛け軸になっています。

古くて美しいもの 琉球の葡萄栗鼠香合 

 「りすぼん」という本をご存知ですか?疲れたり悲しいことがあった時にこの本を開くと、なんとなく気持ちが楽になります。



「りすぼん」のリスはふわふわしていますが、こちらの栗鼠は少し大人っぽいお顔です。


螺鈿葡萄栗鼠文漆香合は琉球のもの。蓋を開けると美しい古色の朱漆です。
栗鼠と葡萄は共に多幸をあらわす吉祥文様です。

古くて美しいもの 小さな仏像

展示会「古くて美しいもの」の彫刻は
平安時代の木彫仏2体と、新羅仏、十一面観音仏頭、聖徳太子像、銅製掛仏、銅製天部像など。


銅製天部像(鎌倉時代)
腕は欠損しておりますが、量感があります。